30年間泣いていた<発達障害なんてない>

発達障害者雇用で就労していた筆者が、発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、自分&他のケース、独り言などをまとめました

<発達障害者雇用で働いていた筆者が、
発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、
自分&他のケース、独り言などをまとめました

親も死んだら発達障害者は自殺しよう

そんな訳で今日も泣いてました。


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卒業後の話が始まってからずっとこうだ。

 

おととい初めて会ったドクターの面談でとりあえず「週5働く体力ないならパートか無職」って言われて「このままいくと4月から無職」って言われてからずっと死にたい気持ちでいっぱい。

 

カウンセラー無能。

普通に主治医いるのに、ドクターだって「なんで私が呼ばれたのかわかんない」っていってるくらい、別に会っても意味なかった。具体的な就業方が見つかるわけでもなく、ただ1時間以上延々と自分がいかに仕事できないのか、いかに先が真っ暗か話して終わり。

自分で利用できる公共サービスなんて調べてるし、障害者就労の方法だってたくさん調べた(そして世の中の障害者就職サイトは身体障害者向けだった)

 

 

 

 

 発達障害者に生きづらい世の中はずっと変わらない。

 

せめてものやり方がここに社会に対する恨みつらみとかを全てぶちまけた上で

もう自殺という手段しかないかもしれないと思い始める。

 (その時は死ぬ死ぬ詐欺ではなく、きちんと計画的に死のうと思っている。)

 

カウンセリングは役に立たない。

傾聴という作業で救われる事もあるとは思うけど、自分の場合は根本的な要因が社会に帰属していて、かつ労働できる場所が一つもない。衣食住を自分の力でどうにもできない。

そんな状況で、私の話を傾聴してほしいのはカウンセラーではなく、一般社会と国の仕組みを作る人々だ。

 

 

行政は、軽度であれ、就職できない発達障害者に対し、月5万の年金すら与えない。

親の資産食いつぶすしかないし、どっちみちお金がなくなって生きられないなら、せめて資産を食い潰した後で死のうと思っている。

 

両親は古い人間なので未だに私が働けないのは根性がないとか(医者の説明を受けた後でも)思っている。理解者なんていないし、自助グループで話し合ったところで社会が変わらない限り私たちは一生障害者のままだ。社会が本当に理解しているなら、今の時点で発達障害者の就職枠がもっとあっていいはずだ。

 

障害が判明した年齢が遅かった理由で、一般新卒で受けようとすれば弾かれる。

先日も書いた通り、発達障害のある自分の精神年齢は実年齢の3分の2だ。

そしてワーキングメモリーが低いから、慣れない作業を覚えるのに時間が人の3倍かかる。

それでも一応人間として生まれてきた。

 

そんな人間を労働力とみなさないのなら最低限のベーシックインカムを与えて、そもそも労働させるなよって話だ。そうすればこんな葛藤せずに、死にたいと思わずにまだ生きていける。

 

なるべく休日は良い思い出ができるように遊びまわっているって他人には伝えているし、寝ないで勉強してたり就職で悩んで寝てないなんて言ってない。

だから私が死ぬまで誰も気づかないと思う。

 

バイト続かないから貯金なんて元からない。

今日やっと自分でできそうな仕事を見つけたけど、すぐに専門に通うお金もないし、その頃には年齢も現役世代から一歩引いたところにいる。

 

 

 

せめてベーシックインカムがあればってずっと思っていたけど、それすら叶えてくれない行政だし、何の救済手段も与えず一般企業で働けるような矯正方法しか考えてない。

体力気力が一般人以下だって、見た目が普通だから誰も気づいてくれない。

 

バイトしか就労先がないような一生を考えると、もうそもそも生きていたくない。ずっと下向きだ。

 

コンビニバイトのおばさんが文学賞とったけど、そうなれたのはあの人だけなのに、メディアで毒された人は「コンビニバイトでもすごいじゃない」っていう。

むしろあの賞を取らせたことに「コンビニバイトでも報われる社会だ。だから格差があっても夢を追って前向きに生きていきましょう」みたいなクソ政治のお仕着せメッセージしか見えてこない。

 

一人暮らしとか、独立して生きていく自由も与えられない世界で、どれだけ卑屈な精神状態が育つのか考えてほしい。

 

発達障害者じゃなくても、そういった労働環境しか与えられないのは決して自己責任だけではない。

親の代から裕福な資産があって、定型といわれるコミュニケーション能力と体力がある人間以外は、今後奴隷身分に落ちる社会しか待ってない。

 

一億総活躍というのは建前で、本当は一部の上級国民優遇政策なのだからこんなメッセージに惑わされない。

 

 

支援が建前の就職支援センターでは「得意分野を探して就職させます」なんて言ってるけど、そこで与えられる仕事において自己実現なんて一生できないだろう。そもそも、心身健康だけど発達障害を理由に就労を拒否された人間が、障害枠で働く時点でおかしい。

 

ここまで発達障害を追いやってきた社会で、今更労働などさせないでほしい。

そういう定義付けをしてきたのは社会の側だ。今さらその定義を越えて働けってどういうことだ。

 

労働で自己実現というのは語弊があるとしても、普通に暮らすために発達障害者が必要なことは、ベーシックインカムしかない。

なんでも3倍時間がかかる人間が、どうやって一般人のように独立して忙しい仕事をこなしながら生活できるのか教えてほしい。

 

 

 

※2017年6月9日追記

 

 

発達障害があっても死んじゃダメです。生きづらかったら制度を良くする社会運動を一緒にしましょう。

 

*2017年6月9日追記

 

発達障害者にベーシックインカムを!

キャンペーン · 厚生労働省: 軽度含めた発達障害者への障害年金の拡充を! · Change.org

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発達障害者のための障害年金受給拡大署名にご協力と署名をお願いします。

 

 

 

 

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