民間企業による発達障害支援ビジネスは国の金食い虫
最近やたら発達障害=ジョブトレーニングということばかりの構図が出来上がっています。
でも、発達障害者は国から税金をぼったくっている発達障害支援民間企業を富ませるための道具ではありません。
というか、むしろ発達障害者でメシを食ってやる、就職あっせんして仲介マージンを取ってやる、という企業はすべて消えて下さい。はっきりいっていらないですから。
なぜ発達障害だけ「民間企業?」
そもそも、そういう医療支援を民間企業がやっていることのほうが、問題だと思います。
身体障害でも知能障害でも、ふつうは療育・職能トレーニング的なことはすべて国や自治体の●●センターなるもので行われています。お医者さん、OT、PT、専門家、手厚い保護があります。
ですが、発達障害だけ何なんでしょう?
多くをカバーしているのが、民間企業による「発達障害者支援施設」です。
スーツを着させて定時に週5日来させて、「ロールプレイングだ」と称して「サラリーマンごっこ」をやらせています。
ひどいところなんて、「ネット古書店」のトレーニングをしています。
ネット古書取引なんて、知能に問題のある人ならともかく、PCを使える人がトレーニングして習うものなのでしょうか?
(いちおう国の施設もありますが、子供向けだったり、大人の場合は施設自体がほとんどありません。)
卒業時にはパートアルバイト求人ばかり
ここまでやっても、卒業時にはパートアルバイトや、契約社員、とても低い給料の障害者雇用の仕事しかありません。
トレーニングにかけるそれだけの時間と施設、人的資源があったら、発達障害を定型サラリーマンの真似事で「矯正」するのではなく、最低限のお金を与えて食住を安定させて、その中で週2、3日の疲れない程度のアルバイトをさせることのほうが、よっぽど実用的だと思います。週5日定時出勤労働は、神経が過敏な発達障害者にとっては、はっきりいって地獄です。
睡眠効率が悪くて朝起きられないし、やる気スイッチが急にオンになったりオフになる人にとって、定時労働は向いていません。(組織労働も、定型の意思決定プロセスと波長が違うのでそもそもが向いていません。)
特性を見つけてあげるなら、十分な時間と資源を与えてあげることが大切です。
発達障害者で搾取しないで!
発達障害でgoogle検索すると、「発達障害就労支援」だの、「発達障害者就労のためのトレーニング」だの、発達障害ビジネスに関連した広告や記事がたくさん出てきます。
発達障害者ですが、発達障害者はあなたたち企業の肥やしではありません。
そもそも、知的に問題のない発達障害者が、こうした名ばかり支援ビジネスに頼らざるをえないことがどれだけ障害者自身のプライドを傷つけているか考えたことがありますか?
身体障害や知的の人は、普通に公的な障害者年金をもらい、とくに身体障害に至っては障害者雇用のための人材バブルにすらなっています。
発達? そんなこと書いたら履歴書の時点で弾かれます。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10158240395
SSTのみ国の施設で、あとは自分でやるからほっといて!
国はそんな無駄なところにお金をばらまいていなくて結構です。
発達障害者自身が使えるお金を届けてくれれば、きちんと専門職の資格を取ったり、トレーニングのための学校に通うことができるのです。経済的にも時間的にも余裕のある生活、ストレス耐性に弱い人でも多少の労働をしながら生きていけるのです。
仕事の体裁も、定型の人が考えた仕事の枠でとどまると思わないほうがいいです。
働けない枠に無理して合わせて働いて、私のように体と精神を壊しますか?
支援をしているといってもやはり税金のバラマキばかりなので、この国の支援は何も発達障害者自身に届くものではないのです。
日本は幸い、医療先進国です。
乱立した名ばかり民間支援企業を取り潰し、こうした声をいち早く取り入れて、実用的な支援策を行なってください。
生きやすい社会になることを祈っています。