30年間泣いていた<発達障害なんてない>

発達障害者雇用で就労していた筆者が、発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、自分&他のケース、独り言などをまとめました

<発達障害者雇用で働いていた筆者が、
発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、
自分&他のケース、独り言などをまとめました

発達障害者就労のせいでうつになりました1

とうとう仕事を休業しました。

 

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おはようございます、たーこです。

土日でも、やっぱりイライラして、眠れない日が多くて、2、3時間横になって、私が苦手な早朝にブログ書いちゃってます、、、(昨日は3時寝でした。)

 

自分でもかなり頑張ってやってたつもりなんですけど、それでも他の人の期待する2分の1の仕事しかできないし、「障害だから無理です」って前もって伝えておいたことでなぜか他の社員に怒られました。
(というか、普通の人でも物理的にパソコンに集中してたら来客なんか気づかないと思う。自分はさらに過集中型なのでさらに無理です)

 

 

私は、電話や臨機応変な対応ができません。
そのことは、もちろん入社時に伝えてあります。だから自分のデスクには電話がありません。

 

でも、そのせいで、給料が他の人の4分の1になっていて、自分でもかなりナーバスになっていた所、他の余裕がなかった社員さんから思いがけない言葉をいただいたので、仕事中に涙が止まらなくなって、もう職場から泣きながら帰ってきました。無理だったんですよやっぱり仕事なんて。

 

必死に頑張っていることが全然報われず、ある時こういう風にポッキリ折れるともうだめです。私は現代人からすれば非人間だったんです。やっぱり。
豆腐メンタルじゃなくて自分的に忍耐強く取り組んだ結果がこれなので、自分よく頑張ったと思う。

でも絶対に障害者就労はおかしい。

 


発達障害とは「聞いてない」

後から聞いたのですが、職場の人は「精神障害の人が来るけどよろしく」と話されていただけだそうです。
音や視覚が敏感だとか、朝起きられないんだとか、過集中でPC作業していると誰が来てもわからないとか、そういうの、聞いてなかったそうです。

 

発達障害なんて知りたくて知ろうとする知識でもないですし、ふつうの人なんて「え、障害!?」とネガティブな感情しか持たないですよね。
別に上司が悪いわけではないです。だって、マネジメントの責任とかそういうの以前に、やっぱり、障害者をいきなりふつうの人の群れに放り込むこの労働制度のほうが問題なんだと思うんですけど、違いますか?


まあ、発達障害はそのうち別カテゴリに入れられる、というような話を聞いたくらいなので、別に精神障害ではなく、脳の器質の問題なのですが、、、「精神障害」というと、やはりネガティブなイメージの方が大きいですよね、身体障害と違って。
(ブログだとキレ芸やってますけど、別にリアルだとすぐにワーワーキレたり、暴れたり、するわけでも、ないのですが。。。)

 


後から入った女性が正社員になった

もっと悪いのは、私より後から入った年齢が同年代の女性がいきなり正社員採用で、しかも私のやっていた領域の仕事を任されました。

 

もともと一人社員が抜けてしまった穴があったのですが、ちょっとでも期待した私がバカでした。私は別にもとから戦力外だったので、その人が採用されたようです。

 

経済的にかなりしんどい思いをして大卒とったんですけどね。、

学歴的には、私とその方、ほぼ変わりませんでした。

できる仕事がなくて私は転職が多かったのですが、その人も、結構転職回数多かったです。(でも、正社員経験ありの、比較的職場に近い実家から通勤)

 

隣の人の待遇と自分の待遇、見比べますよね。
隣の席の「いきなり正社員女性さん」が、私はもらえない専用メールアドレスとか、肩書きとか、名刺とか、いろいろもらってたので、もう心がささくれてどうしようもなかったです。

 

あまりにも辛かったので、社内カウンセリングに行きました。
そのことをカウンセラーさんが上司にそれとなく伝えたらしいのですが、


「私は電話が取れない。彼女は電話がとれるから正社員なんだよ」

 

的な説明の言い回しをなぜかされました。

ちなみに電話、入社時から取れないって私は伝えていました。

 


ファッキュー障害者雇用

 

無理してずっとストレスだった事務仕事やら通勤をこなし、人の3分の1もパフォーマンスをあげられない人間の自分でした。

 

なんだったんでしょうね、ここ半年間で死ぬほど辛かったことの意味って。

この状況下で、私の心のセリフと同じセリフを吐かなかった人は、いたでしょうか?

 

毎日自分がもっとも苦手な労働によって、過重なストレスでゼイゼイしながら、それでも無理して半年間会社づとめらしく勤めようと思いました。


でも、別にそんなのやっぱり認められてなかったし、戦力にも満たなかったということだったんです。

もう、やる気なくしますよね、普通。

 


自分でも他の人の仕事量の数分の1しか仕事が捌けてないことはわかっていました。

能力不足なのは自分でも承知でしたが、上司の「彼女は電話や受付応対ができるから」という理由でいきなり正社員採用、ボーナスあり、住宅手当ありというのが、もう悲しくてしょうがなかったです。

私は、低賃金だから会社の近くに引っ越すお金もなかった上に、頭がくらくらして体調まで悪くなる朝起きをして、(発達障害は睡眠効率が悪く朝起きられない)、往復3時間かけて通わなければならなかったのに。


入社時に伝えていた電話のことを理由にされるくらいなら、正直に「あなたは正社員になるだけのパフォーマンスがないから」って、一言いってくれればまだ傷つきませんでした。それならずっと前からわかってたことなので。

人並みに正社員での就業経験があって、正社員並みにサビ残できて、早朝出勤できて、電話も取れて、受付対応もできて…

そういう風にしないと一人前扱いしないっていうんなら最初から言えばいいじゃないですか。


余計な気遣いとか嘘とか、私は嫌いです。大嫌いです。

 

 会社でとうとう泣いた

 


大人げなく、会社で泣きました。 もう無理でした。 心も、睡眠が慢性的に足りてない身体もボロボロでした。 それまでも自分の生活ができる時間リソースの配分ができず、ずっと家は散らかり放題で、台所で毎日寝ていました。もう限界でした。

 

そこまでやっても、誰も認めてくれてなかったし、実際に戦力ではなかったのです。 それでも、障害者雇用は意味がありますか?  私は問いたいです。


障害者は障害者と呼ばれる時点で労働力ではないと、誰かはっきり言ってほしいです。

 

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