精神障害の年金受給者(精神障害2級)が就労できないというのは本当か? 障害年金支給基準がおかしい
精神障害2級と3級の差がおかしい
以前、うつ病の方に粘着されてあることないことあちこちで歪曲されて吹かれたのですが、その方、精神2級で年金貰ってるくせにそういう事はできるんですよ。
つまり、PCをいじっている上では、障害っていうのはあまり関係ないのではないか?
…と考えると、ますますこれは変な年金制度だと思うに至りました。
PCは拡張された身体であるという考え方
私は仕事でPCやインターネットを弄る仕事をしています。
無就労なのに私の月給ほどの年金を貰っている精神障害2級の某障害年金受給者の方は、うつの時でも寝たきりでスマホでネットはできるので、ネットを見たり、ブログ更新もできるそうです。
その障害年金をもらっている精神2級の方は、働かないで自分の時間にだけ割けて月に5万を貰っています。
たまに寝たきりになるが、この人は布団の中でスマホいじってネットができるそうです。寝たきりでもできるのがインターネットです。
障害2級の人でもできる仕事を、私は精神障害3級だという理由で就労コスト(肉体エネルギー消費、ー衣服代、通勤にかかるコスト等)を出費し、また自分の時間を最低賃金の労働に割いています。
障害者向け採用面接会に行った時も、さまざまな身体障害の人でも、大抵PCは弄れる事が前提で受けにきていました。
(一人だけ指まで動かないような全身支えが必要な方も面接に来ていましたが…)
PCやらスマホはほぼユニバーサルな機器ですし、思考の延長上を動かすツールです。つまりこういった仕事には身体障害やら寝たきりというのは、現代ではあまり関係がない気がします。あとはスピードの性能差くらいでしょうか。
(発達障害はうまく組み立てられないので発達障害だけが違う)
「就労ができない」の定義についての疑問
年金受給資格となる精神障害2級の要件は、「就労ができないこと」が判断基準になるそうです。
が、その方はブログ更新していますし、絵も描けています。
下半身の機能が損なわれた身体障害でも、上半身の機能がまだ残っているとすればブログくらい書ける。
つまり、年金貰って毎日ゲーム三昧の2級だろうが、働こうと思えばこういう仕事ならできるという事になります。
地域によって年金受給要件に差があることも影響している?
http://www.asahi.com/articles/ASJ9Y51YFJ9YUBQU00P.html
障害年金の支給格差、都道府県で最大6倍
井上充昌2016年9月29日15時17分
障害年金が支給されやすい地域とそうでない地域があり、都道府県の格差は最大6倍に広がっている。厚生労働省は医師の判断が難しい精神・知的障害を対象に細かく基準を定めたガイドラインをつくり、今月から運用を開始。格差の是正をめざす。
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女性は今年3月まで週に4日間、事務仕事をしていた。職場で疲れ切り、帰宅すると玄関でへたり込んでしまう。食事を自分で作ることができず、コンビニに頼る。一人暮らしの部屋は家事が滞り、近所に住む母親(79)に手伝ってもらっていた。
障害基礎年金には1級(月約8万1千円)と2級(月約6万5千円)がある。厚労省の認定基準によると、障害年金をもらうには症状が「日常生活に著しい制限を受ける程度」か、それより重いという条件がある。初めて障害の診断を受けた日から1年半後に、年金事務所か市区町村役場へ診断書などを添付して申請。それを各地の認定医が条件にあてはまるかどうかを判断し、支給の可否が決まる。
このようなことが記事になってしまうくらい、障害年金支給についての差があるようです。
私はまさにこの女性のような状態に陥ってるのですが、障害年金受給要件には地域差によりばらつきがあるとのことを拝見して、現在精神3級の自分も生活が破綻しているので、2級でいいのでは? と思いはじめました。
前回粘着してきた精神2級の方は埼玉県にお住まいらしいのですが、「就労できるか否か」の規定が、この方のブログを見ている限り、どうも私はしっくり来ません。
「就労できるかどうか」という点については、かなり曖昧な部分だとは思いますが…結局はこれ、医師や窓口の人の裁量次第なのでは?
年金の受給要件は今後、各都道府県にも一定のガイドラインを設けるようですが、現行で受給している人の障害の程度については調査を行なったのでしょうか?
自由時間と賃金労働の兼ね合い
私は自分と他の発達障害で苦しむ方の生存のために、発達障害の生きる苦しさや、社会や政治にしてもらいたいことをブログで書いています。
ロングスリーパーなので睡眠時間が長くないといけないのですが、私は今日も4時に寝ています。
声なき声など誰も聞かないかもしれません。でも、継続しないとこうした小さな声が消えてしまいます。
低賃金で時給930円の収入ですが、就労しているため、そうしないと、時間がとれないからです。
体を壊すかもしれませんが、どのみち親が死んだら、私は生存できず壊れてしまう存在です。だから今日もこうして書き続けるしかありません。
もちろん私はうつ病は今はありません。でも、障害者雇用の現状と生活に苦しみ、うつ病になりかけています。→2017年11月追記:なりました
一人で生きられないのに何が「軽度」なのか、疑問
以前、「精神2級だけど働いたら障害手帳返納する」ようなコメントをいただいたのですが、「精神2級でもバイトしながら年金を貰えます」。
更新の際に継続的に貰えるかは医師の判断次第ですが、別にバイトするなという規定はありません。
私は精神3級で、ただのアルバイト扱いです。
精神障害3級だとしてもまともに正社員としての就労ができる身ではないのは同じなのに、この所得差はおかしいと思います。
とりあえず私は就労すれば生活できないし、生活に力を入れれば仕事は全くできません。
私は再生産のための時間が人より多くないと、人の3倍疲れる発達障害(聴覚過敏etc)なので、休みの時間が多く必要なのです。
だから人より多く働けないというのがあります。(しかし最低賃金!)
体の障害なので、少ない給料でも生きられるように障害年金を、現行で「軽度」とされている人にも、一刻も早く支給してください。
私はこのままでは生きられません。
就労するんだと口癖の割に、スマホばっかり弄ったり半ばゲーム依存症のようなことをしている人が、なぜ就労せずに私が苦労して働いた月収の分の年金を貰っています。
でも、私は仕事ができないにも関わらず無理やり仕事をしています。(そして周りの社員が「迷惑だ」といじめ始めた)
発達障害でまともな生活のための賃金が稼げない人のために、年金は絶対に必要です。
きちんとした人格形成や人権のためにも、どうか障害年金を出してください。
*2017年6月9日追記!
発達障害者のための障害年金受給拡大署名にご協力と署名をお願いします。
キャンペーン · 厚生労働省: 軽度含めた発達障害者への障害年金の拡充を! · Change.org
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