30年間泣いていた<発達障害なんてない>

発達障害者雇用で就労していた筆者が、発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、自分&他のケース、独り言などをまとめました

<発達障害者雇用で働いていた筆者が、
発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、
自分&他のケース、独り言などをまとめました

精神科に行ったら余計うつ病になりそうな件

障害者手帳の期間が切れる更新の時期なので、精神科に行った。

現状として、私は精神3級である。

 

しかし、私は障害枠で就労を始めてから、

 

  • あきらかな過眠(ストレス? 眠い)
  • 職場でのいじめによる心身不調
  • 体が何をしてなくても痛い
  • 朝4時まで家事が終わらない
  • 朝起きるけどひたすらだるい、フラフラする
  • 仕事のストレスをどうにもできず家族を怒鳴り散らして母が死にそう
  • ご飯を作る暇と食べる気力がない。かろうじて母がやってくれるので食べている
  • 月経停止

 

このような状況に陥ってしまっている。

 

そのことを医師に相談したところ、

「家事を全部親に任せれば仕事できるでしょ?」

と言われた。

私としては障害等級を2級にしてもらいたかったのであるが、「発達障害に精神科ってなんだかなあ」と思ったやりとりについて書いていく。

 

 

 

( 軽度な患者にも)精神科の医師っていりますか?

精神科の医師なんて患者に共感でもしたらまず終わりな職業であるので、ハナから共感など求めてないし必要もないし、ただカルテ書いてくれればいい存在なのであるが、どうもこの医師の言うことに以前から違和感を感じていた。

 

土曜日だから忙しいので見られないのはわかるのだが、この先生は以前から「××ができない」というと、「親にやってもらえ」「仕事できないならしなくていい」とも言う。

いや、仕事しなかったら精神3級では収入ゼロでどうやって生きていくんだ? ともちろん誰もが思う事だろう。

 

以前、その医師の書いた診断書の中身の等級は精神3級で、私は「仕事ができる」設定にされた。だが、ご周知のように精神3級では障害年金が出ないのであるし、私はまたやらかしまくってこのように職場でいじめに遭っている。

家は足の踏み場もないほど散らかっていて、私はまったくもって自分の再生産的な活動が行えない(寝る、食べるなど)

我が家で、穀潰しを一匹雇ったら家計が破綻するが、私(穀潰し)が働くと家庭自体が破綻する。

 

 

私「仕事をしたら生活が破綻します。仕事か生活かどっちかしかできません」

医師「だって家事は現況親にやってもらえるでしょ?」←???

 

「使えるものは親でも使え」と言わんばかりである。

 

就労しているのに就労困難者である私がせっかちに2級の話を切り出したら、「支離滅裂、意味不明」だとこの医師には言われたが、私からしてみれば、仕事に行く行かないは自分の選択だし、うつっぽい症状のある判断力の鈍っている状態で不定愁訴を訴える人にいきなり、

「服薬して仕事続けるか、仕事やめるか」の二択で迫ってくる医師の問診のほうがナンセンスである。

 

忙しくて問診時間がないのは仕方ないが、精神科なんてうつ病の自覚がある人が行くべき場所ではないと思った。精神科はただ診断書を貰う役所である。

 

 

鬱病の根本原因についての解決策が「投薬」しかない

また、うつっぽい症状に対しては、「薬出すから」と言われた。

 精神科医師が鬱病を取り除くためにできることは「投薬」と「カウンセリングのオーダー」だけである。

 金銭問題と人間関係が原因でこういう鬱病のスパイラルに落ちかけているのだが、精神科医の持っている解決策でははっきりいって、何も解決しないのである。

以前、就職で悩んでいる時にこの医院へ行って相談したところ、民間支援機関に丸投げされそうになったが、以前のkaien事件

 

www.htt2415.com

 

によって私は難を免れた。

 

社会的身分差が大きい精神科医障害者雇用枠の実情を知らない人に言われても説得力皆無

しかし、いくら障害だとはいえ、私は30歳過ぎた人間である。親にパンツ洗ってもらうのはさすがに甘えだろう。なお、うちの親はもう後期高齢者=70歳後半である。

 

常識的に考えて、人間の年齢が80にも近いとなれば、もうすぐ亡くなるのがわかる。

(この医師は人間の平均寿命をご存知ないのだろうか。)

 

そういった焦りもあって、私はどうしても金銭的に自立することが不可欠である。だからこそ、障害年金をもらわないと最低賃金労働で時給930円、8万円の月収だけでは生活が成り立たなくなる。

 

うつ病に対してのアプローチに関しても、現在働いている人でかつ、どうしても今の仕事を続けなくてはいけない人が行って、薬をもらうだけの場所なのかもしれない。

そして、もっと言うと、フィジカルを専門としない精神科の医師であれ、体力的には研修中の激務を生き抜いたサバイバー超人なので、不定愁訴の多い発達障害やらメンタル人間の過敏性を体感・想像できる人種ではないのかもしれない。

 

 

向精神薬を飲んだところで人間関係も労働環境も変わるわけではないという事実

すべての医師がこのような問診をするわけでは決してないし、もちろん重度・急性期の自殺未遂患者などを力技(投薬)によって抑えつけることができるのは医師と医薬品の力である。

 

だが、私のように心身が労働環境によって一時的に歪められているだけの人はどうだろう?

よく、「うつ病患者に1億円あげたらうつ病は治るは間違い」というが、金と時間に余裕が生まれれば一切薬がいらなくなる程度の人に対してはどうなのだろうか?

労働環境が直接原因の患者の場合は時間と金銭的余裕さえあれば、うつ病にはならないのではないだろうか。(受容体や器質障害の人はもちろん医者にかかってください)

 

もちろん、症状のレベルを判断するのは医師なので、そりゃ精神科もなくならない仕事だが、軽度な人間の場合は継続的に治療に通うと、逆にストレスになることもあるような気がしている。(実際、私にとってはいつもストレスである)

 

投薬されても目に見えないストレス(音、視界、環境)は変わらないし、職場にしか居場所がなくて面白いものを探している、社員たちの好奇の目にさらされるだけで(実際「新しい観察物が増えた」と言われた)、私は生きづらい。だが、投薬されてもこの環境はまったくもって変わらないのである。

 

 

心理分析や精神鑑定で分類するのは確かに効率がいい人間の管理方法にはなるのだが、傷ついた心を治すことができるのは、生活できるだけの資力=お金と、豊かな時間の使い方だと思っている。

 

追記

その資力と時間がない発達障害者のため、障害年金受給拡大署名にご協力と署名をお願いします。

キャンペーン · 厚生労働省: 軽度含めた発達障害者への障害年金の拡充を! · Change.org
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