適性を30年かけてやっと見つけた発達障害が就職に進めないワケ
もう限界だったので、父に会って、もう会社がつづかないという旨を吐露した。
父「大学行って何してたんだ!」
私「大卒資格は取れた。でもその後ふつうに新卒就活では年齢で応募できない所だらけで全滅。でも大学に行ってた間に、自分でできることとやりたいことの合う仕事を見つけた。他の子も専門に入り直す人がいる。自分の向いている事は機材揃えるか次の学校入らないといけないから、お金がかかる」
父「自分で行くか稼いで行け」
私「普通の所でバイトすると2日でクビになるか障害枠最低賃金で10万未満しか稼げないからここから教育費を貯金できない」
父「意味わからん。じゃあ諦めろ」
私「わかったニートになる」
次のステップに進みたくても、自分で教育費を稼いであげることができない発達障害もちの人は、資格も取れないんですよ。
自分の適正を見つけることが早い=自立への近道
お金持ちの方を見ていると、好きなものに触れ合う環境が容易にある=自分の適正を見つける、興味のある分野に近い、そこへの努力が最短で済むというさまざまなメリットがあり、格差をおし拡げる要因にもなっています。
わかりやすいのはこの人。
落合福嗣さん。
野球の落合監督の息子(お金持ち)→声優になる、から成功しました。
好きこそ物の上手なれっていうけど、特定の狭い興味の幅を持つ発達障害に、あれやれこれやれの事務仕事やルーチンなんて絶対に向いてないんです。
研究職やアーティストに発達障害的傾向の人はたくさんいます。
好きなものをとことん極めることに向いている人=発達障害なので、一般職に無理やりつかせる事はむしろ、発達障害者のQOLを下げているといっても過言ではありません。
発達障害なら特性を見つける過程が必要
全員が全員声優になれる才能を持っているわけではないけれども、好きな分野の研究が進めば人類の知識はもっと明るくなるし、発達障害の人も一つの分野のスペシャリストになれてwin-winです。
ある分野に対してとても伸びる素質があるのに、それに出会えない人がいたら損失です。たとえば、野球の才能がとてつもなくあるのに、グローブを買えない人がいたら、まさに人間の損失です。
ちなみにお医者さんの1割くらいは発達障害らしいです。
身近な所でもいくつか例を挙げられるのですがうちの母の主治医は毎週外来遅刻してくるのと注射が壊滅的に下手で手先が不器用で、発達障害じゃない?と言ってます。
発達障害が障害でなくなるためには
何かのプロフェッショナルや職人になってしまえば、障害だなんて言われません。
こういう風に最初から資格や技術に適正があれば、発達でもお金もらって生けていけますが、発達障害は自分の適性に合う仕事を見つけるまでが大変なのです。
ですが、そのためには、生活をまず自立させることと、多様な分野と出会って自分を変えるきっかけ作りを得る事が大切です。
自分の興味や特性がどんな分野に向いているかなんて、経済的余裕や時間的余裕がないと見極める事は無理です。(発達障害者就労支援センター系のはこのあたりをガン無視して、無理に定型発達の人々の生活時間帯や事務職へ押し込み型の教育指導をしているから就労に結びつかない)
この時点で、お金持ちと普通の人ですら格差が生まれていますが、発達障害傾向のある人ほどこうした出会いで、自分の生き方を早く極める必要があるのです。
おそらく、どんなことでもお金がぽんと出せる超お金持ちの子女で発達障害という人は少ないのではないでしょうか?
(むしろ、そういう家庭の子女には発達傾向のある勝ち組の人がいるのでは。)
一般企業に求められるマルチタスクだの、上司同僚への忖度だの、ゼネラリストなんて絶対無理なので、企業人よりも職人気質を目指したほうがいいです。そのためには、やはり生活のために自由になるお金や、奨学金(もしくは無利子の教育ローン)などが、発達障害の人にもっと開かれるべきです。
発達障害の人が自分に適正も合っておらず最低賃金しかもらえない障害枠就労で働いて、教育を受け直すお金を稼ぐのは本当に大変なことです。
軽度を含めた発達障害者へ障害年金の拡充を求める署名運動を行なっています。
下のサイトから署名のご協力をお願いします。