30年間泣いていた<発達障害なんてない>

発達障害者雇用で就労していた筆者が、発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、自分&他のケース、独り言などをまとめました

<発達障害者雇用で働いていた筆者が、
発達障害者が生きにくい社会についての考察や時事問題、
自分&他のケース、独り言などをまとめました

正社員の生き方過酷すぎる説

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昔のお茶汲みOL的より働いていないかもしれない疑惑の事務作業員たこです。(障害枠、アルバイト…)

 ま、まだ新人だから多少はね?(震え)

 

きちんとお金稼げる仕事に就きたいなと思いつつブログでぼやいておりますが、社員さんの働き方見てると、本当にこの人たち大丈夫か…?というような生き方しか見ていない。(例:朝7時出勤→翌日昼退勤 半休挟んで次の日普通に出勤とか)


女の人はさすがにそこまでないけど、この人たち本当に「いつ寝てるんだろう。いつご飯食べて家事やってるんだろう?」と疑問でならない。

最近二人くらい体調を崩してしまったらしい。
そりゃそうだと思いつつも、こんなハードな生き方しないと正社員になれないのかと不安になる。


過酷な正社員労働の実態を目の当たりにし、こんな生き方しないと一人前と呼ばれない社会って一体何なんだろうと思ってしまう。

 

社員は早起き遅帰り説

 正社員はほとんど早起きである。

遅刻すれば、当然社会人としてダメなやつレッテルを貼られるし査定にも響くのだと思う。

 

 調べたら、自分と同じくらい遠いところから通っている人が朝から働いてる。
みんな私より早く帰ったところを見たことがない人たちが、朝早く働いている。

 

対し、私は頭の中で順序が立てられなかったり、物事の計画が苦手なため、毎朝の出勤では軽くパニックに陥る。特に、乗り換えが多いので一つでも電車が遅れると他の電車に間に合わなくなったりして、20ー30分くらい連鎖的に遅れてしまう。

他の路線に乗り換えるとかイレギュラー対応は苦手かもしれない。

 

だから自分的に余裕をみて、出勤時間をずらしていただいているのだが、ただ単に、「自分が甘えているだけなのだろうか」という錯覚に陥ってしまう。

(しかし、実際にお腹が痛くなったりする。体調にも並がある

 実際にこの人たちと同じことをしようとしたら、恐らく三日と持たずにやめているだろう。(発達障害者のストレスは普通の3倍)

 

加えて、一人暮らしになった場合、私は生活と仕事のチャンネルをうまく切り替えるのに時間がかかる。家事をするのにも3倍時間がかかるので、まずは片付けができなくなり(汚部屋化)、料理もしなくなり(栄養不足)、貧血気味になって仕事も手につかなくなると思う。

 

学生のうちは休みたい時に休めるから良かったけど、私生活を100パーセント仕事にコミットしなさいと言われたら、間違いなく自分の場合生活が破綻する。

 


 

 発達障害とはやっぱり甘えなのか?

 

職場の人と色々話をして見ると、持病があってもこうした正社員労働をしている人がたくさんいた。

朝ごはんを食べず、昼ごはんも食べず、忙しすぎてギリギリご飯らしきものを一日一回食べる男性社員の話も聞いた。(なお、そのせいで貧血になっているらしい)

 

 

 

それに比べ、私はなんとかご厚意で職場の片隅に置いていただいている飾りのようなものである。

工場で言えば、きちんと動いて大量生産している機械の脇でただ立って、黙々と機械の手伝いをするパートのようなものである。

 

昔気質の精神論で言われると、発達障害なんて100パーセント甘えと言われても仕方がないが、一方で数値で見る世界からは脳機能の障害なので治らないとも言われている。

 

しかし、ここまで私生活を注入する生き方が普通なんだろうか?

こうした正社員の生き方自体を改善しない限り、発達障害は「障害」だと言われ続けるのは、とりあえず疑いようがない。

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